投稿日:2015年08月31日
先日、中央区長浜にあります長浜鮮魚市場にて、飯倉校区主催により「お魚教室」を開催致しました。
市が取り組む魚食振興事業の一環で、教室で使用するお魚、施設使用料は市の負担ですので、利用者は副材料費、調味料費、講師料(講師を呼ぶ際は)のみで教室ができます。
今回は鯛を使って、「お刺身」「お寿司」「あら炊き」「鯛茶づけ」「カルパッチョ」を作りました。
飯倉校区よりやく30名の方々に市場にお越しいただき、採れたて新鮮の鯛をさばいてもらいました。
そして、私の知人でもあります、長浜とベイサイドで「博多豊一」というお店をされています、中川先生、早良区四箇田にある「味処 いわ浜」の岩崎先生に講師としてきて頂きました。
まず、お魚はうろこと内臓は事前に取っていただいていたので、3枚に下します。
下し方は、「腹→背→背→腹」の順番で包丁を入れていきます。
身はお刺身などに使い、頭や骨っぱはあら炊きに使います。
先生たちは、刺身のひき方、お寿司用の身のひき方、あら炊き用の煮汁の作り方、鯛茶の漬けダシの分量など、プロの技を教えて頂きました。
そして、「カルパッチョ」はなんと私が僭越ながら講師を務めさせて頂きました。
ちなみに、作り方はお刺身用の切り身を皿に並べ、ミョウガ、水菜、大葉を乗せて、塩、黒コショウ、レモン汁、オリーブオイル、パルメザンチーズで味付けをするシンプルなカルパッチョではありますが、「カルパッチョ先生」デビュー戦でありましたが、美味しく出来たかと思います。
最近は家庭の食卓からお魚が減ってきています。
私たちの食事スタイルも西洋風をはじめ多国籍化をし、肉食中心となっております。
お魚を買う人が減り、町のお魚屋さん(鮮魚店)が消えていっています。
最近の主婦は既に加工されパック詰めされた切り身をスーパーで買う人が多くなっております。
家でお魚をさばいたら内臓などの生ごみがでるから嫌だとかの意見が多く、お魚離れが進んでいます。
「めんどうくさい」「ごみが出る」「くさい」などのマイナスイメージばかり先行しているようです。
日本が世界に誇る長寿国であるのも、以前は魚食が中心であったのが大きな要因でもあると考えます。
お魚には、肉食では摂取できない栄養素も豊富に含まれ、特に成長期の子供たちには必要かと思います。
室見校区、小田部校区、原西校区に続き、今回の飯倉校区で4回目のお魚教室ですが、私たちの食卓にお魚を増やし、「お魚が美味しい街、福岡」という都市ブランドの確立、水産業界の底上げの為、今後ともしっかりと取り組んでまいります。